'変換タスク'の指定

変換タスクを指定するコマンドラインの構文は次の通り:

 

ConvertPDFtoImage /S{Input File(s)} /T{Output File(s)} [/C#] [/G] [/R] [/L{LogFile}] [/B{LogToJobFile}] [/V] [/Z] [/1-9]

 

角括弧"[ ]"で閉じられた上記アイテムはオプションです。他のスイッチは必須です。

その為、 /S /T はコマンドラインで常に指定する必要があります。出力ファイルを入力フォルダに保存する場合で /G を指定する場合は/T  スイッチは不要です。

コマンドスイッチは大文字小文字を区別する為、/F は、/fと完全に異なります。

スイッチとパラメータの間はスペースを含める、含めない、いずれも可能です。例えば、"/F6" "/F 6"と同じです。

長いファイル名(スペースを含んだパスまたは、8.3フォーマットより長いファイル名)の場合、二重引用符の使用が必要です。例:

ConvertPDFToImage.exe /S "C:\Input Folder\A.pdf" /T "C:\Output Folder\A.jpg" /1 * /4 75   /5 200   /V 

 /S{ Input File(s) } は変換するファイルを指定します。1つのファイルまたはワイルドカード文字の使用でフォルダ内の全ファイル(: "C:\MyFiles\*.PDF")を指定できます。

 

/T{Output File(s)} は、変換したファイルの保存場所を指定します。1つのファイルを指定することも、ワイルドカード文字の使用で、フォルダ(:"C:\MyFiles\*.BMP")を指定することもできます。

 

/C# は、 'Convert PDF To Image' に出力ファイルのタイプを伝えます。# 記号に数字を入力する必要があります。詳細は、ファイルタイプ定数 をご覧ください。

重要:通常、/T{Output File(s)}スイッチで指定された出力ファイルには、ファイルタイプを決定する拡張子を持っています。/C は、標準のファイル拡張子のファイル名を使用しない場合、/C のみ必要となります。例えば、mybitmap.abc のようなファイル名のビットマップファイルに変換する場合、/C スイッチを指定する必要があります。[/G] は、入力ファイルと同じフォルダに出力ファイルを保存します。/Tを使用する代わりに入力ファイルと同じ場所にファイルを置きます。これは /S 1つのファイルを指定している場合使用できません。その場合、代わりに/T  スイッチを使用して下さい。 

 

[/R] /S スイッチで指定されたサブフォルダ内にある全ファイルを探し出し、実行します。ファイルのディレクトリ全体を処理する場合、このスイッチを追加します。変換するディレクトリ全体の指定についての詳細は、/S /T /G も確認して下さい。

 

 [/L{LogFile}] ログファイルパスと名前(d:\mylogs\CPTI.LOG)を指定し、ログファイルを作成、変換結果をそれに書き込みます。 /Vも参照ください。

 

[/B{LogToJobFile}] エラーが発生した場合のみ、'変換ジョブ'としてログファイルを保存します。これは、問題があるファイルを後で実行したり、別の方法で実行する場合に役立ちます。/B で生成されたファイルは、'変換ジョブ'ファイルで許可されなかった無関係なコメントを含まない為、/B /L と異なります。*.SII ファイル形式で保存すると、ジョブとして読み込みができます。

 

[/V] 冗長モードです。このスイッチを指定すると、ジョブ実行後、成功したか失敗したかを表示するメッセージボックスを表示します。失敗した場合、通常、失敗した原因を表示します。 /L も参照下さい。

 

[/Z] 詳細ログ。 全てのファイル操作はログに記録されます。

 

[/1] 変換するPDF ページ。例えば、PDF  に複数の ページがあり、ページ2-5を変換したい場合、/1 2-5 とします。/1 内の 1 の後に、必ずスペースを入れて下さい。例えば3ページ目を変換する場合、/1 3 とします。

[/3] TIFF: TIFF へ変換する場合、既にあるファイルに追加します。追加する場合は、/3 TRUE追加しない場合は、/3 FALSEにします。

[/4] JPEG: JPGの結果のクオリティを0から100まで設定します(デフォルトは100)0はクオリティが最も低く、100はクオリティが最も高いです。クオリティが高い程、出力ファイルは大きくなります。高クオリティにする場合、/4 100  とします。デフォルトは100です。

[/5] 解像度:DPI を指定します。デフォルトは150 です。

[/6] :出力イメージの幅をピクセルで指定します。このトピックの下部にある、幅と高さの指定についての追加の注記をご覧ください。

[/7]高さ: 出力イメージの高さをピクセルで指定します。このトピックの下部にある、幅と高さの指定についての追加の注記をご覧ください。

[/8] lTiffConvertToSingleFile: TIFF へ変換するPDF ファイルに複数ページがある場合、1 つのファイルに変換するか、複数のファイルに出力するか選択できます。/8 1 を使用すると、1つのファイルで出力されます。/8 0 を使用すると、複数のファイルで出力されます。このスイッチを指定しない場合、複数のファイルで出力されます。

 

幅と高さの設定

0 として片方を設定する場合(またはそれを指定しない場合)で、もう片方が0より大きい場合、0として設定した方は、縦横比を維持する為、サイズ調整されます。例えば、幅を 100 、高さを 0 と設定した場合、高さは縦横比を維持するために、自動で調整されます。幅と高さがいずれも 0 と設定した場合、画像のサイズはPDF 内のオリジナルと同じになります。幅と高さのどちらかがマイナスで設定された場合、オリジナルの高さまたは幅と同じに割り当てられます。これは、縦横比が維持されることを目的として、ほとんどの場合で行われます。

 

関連項目:

コマンドライン作成に役立つヒント

コマンドライン例

コマンドラインから'変換タスク'を指定

コマンドラインから'変換ジョブ'を指定

コマンドラインの使用

コマンドラインスイッチ

イメージファイルタイプ定数