コマンドラインスイッチ

各スイッチの詳細は次の通りです:

スイッチ

詳細

/J{File}

実行する '変換ジョブ' ファイル (*.SII) を指定します。スイッチの使用には事前に'変換ジョブ' ファイルを作成しておく必要があります。

/S{File}

変換する入力ファイルを指定します。

 

1つのファイル変換を実行するために、完全なパスを含む1つのファイルを指定することができます。例:

/S"D:\MyImageFiles\AccountsDetail.PDF"

1つのファイルを指定した場合、/T スイッチでも1つの出力ファイルを指定しているか確認して下さい。例:

/T"D:\OutputFiles\Out.BMP"

 

別の方法として、ワイルドカード文字を使用して、ディレクトリ全体を指定することができます。例:

/S"D:\MyImageFiles\*.pdf"

ディレクトリ全体を指定した場合、/T スイッチでもディレクトリ全体を指定しているか確認して下さい。例:

/T"D:\OutputFiles\*.TIF"

 

二重引用符を使用してパスを囲み、正常に動作するか確認して下さい。 

 

サブフォルダに対しては、/R をご覧ください。

/T{File}

入力ファイルをイメージに変換する場合、作成する出力ファイルを指定します。

 

1 つのファイルまたは複数のファイルの変換を指定する場合、/T{File} スイッチを適切に使用する為に、/S{File} スイッチの詳細をご覧ください。 

 

このスイッチは、/G を使用している場合、無視されます。

/C #

'Convert PDF To Image' に出力ファイルタイプを伝えます。これは /T スイッチが非標準の出力ファイルタイプ拡張子を指定している場合、必須です。 ( /TC:\AmbiguousFileType.abc )  #記号に番号を入れて下さい。番号は、ファイルタイプ定数をご覧ください。

/Tスイッチが標準のファイルタイプ拡張子を指定している場合、/Cスイッチは必要ありません。

/G

入力ファイルと同じフォルダ内に出力ファイルを保存します。/T を使用する代わりに、入力ファイルと同じフォルダに変換したファイルを置きます。これは、1つのファイルを指定している場合、使用することはできません。1つのファイルを指定している場合は、代わりに/T  を使用して下さい。

/G スイッチを使用している場合、/C を必ず使用する必要があります。 

出力ファイルは入力ファイルと同じ名前で保存されますが、/C#で指定した異なるファイル拡張子が付きます。/G スイッチを使用している場合、出力ファイルに別のファイル名を指定することは出来ません。

/V

冗長モードです。このスイッチを指定すると、ジョブ実行後、成功したか失敗したかを表示するメッセージボックスを表示します。/L /Eも参照下さい。

/R

サブディレクトリを再帰します。/S スイッチによって指定されたサブフォルダ内にあるすべてのファイルを探し出し、実行します。ファイルがあるフォルダ全体を処理する場合、このスイッチを追加します。変換するディレクトリ全体の指定についての詳細は、/S /T /G も確認して下さい。

/L{File}

ログファイルパスと名前( /L"D:\MyLogs\ConvertPDFtoImage.LOG")このスイッチを指定した場合、ログファイルを作成し、変換結果をそれに書き込みます。 /V/Zも参照ください。

/B{File}

エラーが発生した場合のみ、'変換ジョブ'としてログファイルを保存します。これは、問題を持ったファイルを後で実行したり、別の方法で実行する場合に役立ちます。/B で生成されたファイルは、'変換ジョブ'ファイルで許可されなかった無関係なコメントを含まない為、/B /L と異なります。*.SII ファイル形式で保存すると、ジョブとして読み込みができます。

/1{Pages To Convert}

変換するPDF のページを指定します。例えば、PDF に複数ページがあり、2-5ページ目を変換したい場合、/1 2-5 とします。/1 内の 1 の後に、必ずスペースを入れて下さい。例えば9ページ目を変換する場合、/1 9 します。

/3{TRUE/FALSE}

[未実装] TIFF へ変換する場合、既にあるファイルに追加します。追加する場合は、/3 TRUE追加しない場合は、/3 FALSEにします。

/4{JPEG Quality}

 

JPEG: JPGの結果のクオリティを0から100まで設定します(デフォルトは100)0はクオリティが最も低く、100はクオリティが最も高いです。クオリティが高い程、出力ファイルは大きくなります。高クオリティにする場合、/4 100  とします。デフォルトは100です。

/5{Resolution}

解像度:DPI を指定します。デフォルトは150 です。

/6{Width}

出力イメージの幅をピクセルで指定します。このトピックの下部にある、幅と高さの指定についての追加の注記をご覧ください。

/7{Height}

出力イメージの高さをピクセルで指定します。このトピックの下部にある、幅と高さの指定についての追加の注記をご覧ください。

/8{TiffConvertToSingleFile }

TIFF へ変換するPDF ファイルに複数ページがある場合、1 つのファイルに変換するか、複数のファイルに出力するか選択できます。

/8 1 を使用すると、1つのファイルで出力されます。

/8 0 を使用すると、複数のファイルで出力されます。

このスイッチを指定しない場合、複数のファイルで出力されます。

/E

アプリケーションを閉じる上で、エラーレベル(リターンコード)を指定します。インストールにはサンプル BAT があり、/E の使い方が示されています。CPTI_TestCommandLine32.bat 又は、CPTI_TestCommandLine64.bat を探して下さい。

エラーレベルは次の通り:

3 = 不明または無効なコマンドライン引数

2 = 変換中にエラーが発生

1 = 試用期限切れ

0 = 成功

/L /V もご覧ください。

上表: コマンドラインスイッチ

 

幅と高さの設定

0 として片方を設定する場合(またはそれを指定しない場合)で、もう片方が0より大きい場合、0として設定した方は、縦横比を維持する為、サイズ調整されます。例えば、幅を 100 、高さを 0 と設定した場合、高さは縦横比を維持するために、自動で調整されます。幅と高さがいずれも 0 と設定した場合、画像のサイズはPDF 内のオリジナルと同じになります。幅と高さのどちらかがマイナスで設定された場合、オリジナルの高さまたは幅と同じに割り当てられます。これは、縦横比が維持されることを目的として、ほとんどの場合で行われます。

 

関連項目:

コマンドライン作成に役立つヒント

コマンドライン例

コマンドラインから'変換タスク'を指定

コマンドラインから'変換ジョブ'を指定

コマンドラインの使用

コマンドラインスイッチ

イメージファイルタイプ定数