'変換ジョブ'の指定

最初に行うことは、変換ジョブファイルを作成することです。基本的に、ユーザーインターフェースで各変換タスクの詳細を設定し、それをタスクリストに追加(追加 ボタンを押す)します。タスクリスト作成後、変換ジョブファイルをファイルメニューから保存します。保存する前に、タスクリスト全体がコマンドラインから実行されるか巻き戻しボタンを押して確認して下さい。

 

変換ジョブを指定する構文は次の通りです:

ConvertDoc.exe /J{ConversionJobFile} [/V] [/L{LogFile}] [/B{LogToJobFile}] [/I{override initialization file}]

 

角括弧"[ ]"で閉じられた上記アイテムはオプションです。他のスイッチは必須です。その為、/J は常にコマンドラインで指定する必要があります。コマンドスイッチは大文字小文字を区別します。その為、/Jは有効で、/j無効です。

スイッチとパラメータの間はスペースを含める、含めない、いずれも可能です。例えば、"/C6" "/C 6"と同じです。

長いファイル名(スペースを含んだパス)の場合、二重引用符の使用が必要です。

:

ConvertDoc.exe /J "C:\My Jobs\To Convert Daily.SII"

 

スイッチ:

/J{ConversionJobFile}はユーザーインターフェースで事前に作成した変換ジョブの名前を指定します。

 [/V]冗長モードです。このスイッチを指定すると、ジョブ実行後、成功したか失敗したかを表示するメッセージボックスを表示します。失敗した場合、通常、失敗した原因を表示します。 /L も参照下さい。

[/L{LogFile}]ログファイルパスと名前(d:\mylogs\MoreInfo.LOG)このスイッチを指定した場合、与えられた名前とパスでログファイルを作成し、変換結果をそれに書き込みます。 /V /Z も参照ください。

[/B{LogToJobFile}]エラーが発生した場合のみ、'変換ジョブ'としてログファイルを保存します。これは、問題があるファイルを後で実行したり、別の方法で実行する場合に役立ちます。/B で生成されたファイルは'変換ジョブ'ファイルで許可されなかった無関係なコメントを含まない為、/B /L と異なります。*.SII ファイル拡張子が付くファイル名(:/B"C:\Out\Issues.SII")を指定すると変換ジョブとして読み込みます。

 

:

変換ジョブ"C:\MyJobs\ApplesOranges.SII" の実行は、次の構文を.bat ファイル(テキストファイル)に書き込みWindows エクスプローラ画面でそれをダブルクリックします:

ConvertDoc.exe /J"C:\MyJobs\ApplesOranges.SII"

 

次の構文では、SummaryData.SII ジョブを実行し、ユーザーにメッセージボックスとしてジョブ結果を表示し、SumData.LOG という名前のログファイルを作成します:

ConvertDoc.exe /J "C:\MyJobs\SummaryData.SII" /V /L "C:\MyJobs\LogFiles\SumData.LOG"

 

関連項目:

コマンドラインの作成に役立つヒント

コマンドラインから'変換タスク'の指定

:コマンドライン例の一覧

コマンドラインスイッチ

ファイルタイプ定数