コマンドラインスイッチの仕様

各スイッチの詳細は次の通りです:

スイッチ

詳細

/J{File}

実行する '変換ジョブ' ファイル (*.SII) を指定します。スイッチの使用には事前に'変換ジョブ' ファイルを作成しておく必要があります。

/S{File}

変換する入力ファイルを指定します。

1つのファイル変換を実行する場合、完全なパスを含む1つのファイルを指定します。例:

/S"D:\MyFiles\MyWordFile.DOC"

1つのファイルを指定した場合、/T スイッチでも1つの出力ファイルを指定しているか確認して下さい。例:

/T"D:\MyFiles\TargetOutput.PDF"

別の方法として、ワイルドカード文字を使用して、ディレクトリ全体を指定することができます。例:

/S"D:\MyWordFiles\*.DOC"

ディレクトリ全体を指定した場合、/T スイッチでも新しい拡張子を付けてディレクトリを指定しているか確認して下さい。例:

/T"D:\MyFiles\*.PDF"

サブフォルダに対しては /R もご覧ください。

/F #

F 入力ファイルの形式を指定します。有効な値については、ファイルタイプ定数 表をご覧ください。

このスイッチは、 'Convert Doc' (/M2)変換方式を使用する場合のみ、必要となります。それ以外は無視されます。MS Word (/M1)を使用する場合、MS Word が認識するどんなファイル形式も認識できます。PDF変換[M3]を使用する場合、入力ファイル形式として PDF を必ず設定します。

/T{File}

このスイッチは、/G を使用している場合、無視されます。作成する出力ファイルを指定します。完全なパスは、二重引用符で囲むことをお勧めします。

1 つのファイルまたは複数のファイルの変換を指定する場合、/T{File} スイッチを適切に使用する為に、/S{File} スイッチの詳細をご覧ください。 

/C #

出力ファイルの形式を指定します。#記号に数字を置き換える必要があります。置換可能な数字については、ファイルタイプ定数をご覧ください。

/G

入力ファイルと同じフォルダ内に出力ファイルを保存します。/T を使用する代わりに、入力ファイルと同じフォルダに変換したファイルを置きます。これは、1つのファイルを指定している場合、使用することはできません。1つのファイルを指定している場合は、代わりに/T  を使用して下さい。

 出力ファイルは入力ファイルと同じ名前で保存されますが、/C#で指定した異なるファイル拡張子が付きます。

/G スイッチを使用している場合、出力ファイルに別のファイル名を指定することは出来ません。

/V

冗長モードです。このスイッチを指定すると、ジョブ実行後、成功したか失敗したかを表示するメッセージボックスを表示します。/Lも参照下さい。

/R

サブディレクトリを再帰します。/S スイッチによって指定されたサブフォルダ内にあるすべてのファイルを探し出し、実行します。ファイルがあるフォルダ全体を処理する場合、このスイッチを追加します。詳細は、/S/G も確認して下さい。

/M #

使用する変換方式を使用します。次の値は有効です:

1 = MS Word

2 = 'Convert Doc' (デフォルト値)

3 = PDF ファイル変換

このスイッチは、 デフォルトの'Convert Doc'方式を使用している場合は必要ありません。この値の選択の詳細については、変換方式をご覧ください。

/L{File}

ログファイルパスと名前( /L"D:\MyLogs\MoreInfo.LOG")

このスイッチを指定した場合、ログファイルを作成し、変換結果をそれに書き込みます。 /Vも参照ください。

/B{File}

エラーが発生した場合にのみ、ログファイルを変換ジョブとして保存してください。

これは、問題のあるファイルを後から処理する場合や、他の方法で処理する場合に有効です。

/B/Lとは異なります。/Bで作成されるファイルには、変換ジョブファイルでは認識できない不要なコメントは含まれないためです。

ジョブとして読み込めるように、.SIIファイルタイプで保存します。

/E

PDFからテキスト、またはPDFからHTMへの変換を高速で処理します。このスイッチは超高速の変換に使用します。

ほとんどのPDFで使用できますが、マイナーなPDFエディタで作成されたPDFでは問題が生じる場合があります。

[/I{File}]

'Convert Doc'の初期設定ファイルを指定します。これでユーザーインターフェースにある全ての設定を、コマンドラインから設定できます。これは特に、特定のコマンドラインスイッチを介して利用できないいくつかの設定項目に対し大変便利です。ユーザーインターフェース実行中にプログラムによって作成されたデフォルトの初期設定ファイルはテンプレートとして使用できます(下記にあるファイルを参照)。プログラムによって作成されたこのデフォルトの ini ファイルは修正でき、コマンドラインで使用する為に名前を変更する事ができます。

:ユーザーインターフェース実行中に作成されたデフォルトのini ファイルを見つけることができます。メニューバー内のヘルプ>バージョン情報 メニューで、Softinterface のロゴをダブルクリックして下さい。メモ帳が開きますので、メニューバー内のファイル>名前を付けて保存であなたのPCのどこに保存されているか確認することができます。

[/W{PDF File Open Password}]

PDF ファイルへ変換する場合に、このスイッチを使用してファイルを開くパスワードを指定します。下記の例では、新規に作成される PDF ファイルを開くパスワードをApples に設定しています。

ConvertDoc.EXE /S "c:\input files\tryme.doc" /T "c:\input files\tryme.pdf" /F9 /C12 /M2 /V /WApples

/P

アプリケーションを閉じる際のエラーレベル(リターンコード)を指定します。/L /V もご覧ください。

次のエラーレベルが使用できます。

0 = 成功

-1 =試用期間期限切れ

-3 = 要求されたコマンドライン引数が不明

-4 = 処理中、いくつかのエラーが発生、ログの作成または冗長スイッチを使用

/A#

PDFからRTFへの変換の詳細オプションです(一般セクション)。このパラメータで使用される番号を使用し、変換オプションを指定します。

このスイッチは何度でも使用できます。特にオプションを指定しない場合、前回のアプリケーション設定がデフォルトになります(例: コマンドラインで実行していないとき)。

ドキュメントのレイアウト

1 = シングルカラムレイアウト

2 = マルチカラムレイアウト

3 = 法的文書

変換方式

5 = スペースとタブでレイアウトを維持

6 = ヘッダの検出 TRUE

7 = ヘッダの検出 FALSE

8 = テキストフロー

9 = テキストボックスを使って正確に配置

10 = テキストの結合 TRUE

11 = テキストの結合 FALSE

12  = スペースの調整 TRUE

13  = スペースの調整 FALSE

テキストオプション

20 = テキストを含める TRUE

21 = テキストを含める FALSE

22 = パラグラフの結合 TRUE

23 = パラグラフの結合 FALSE

24 = フォントの縮小 TRUE

25 = フォントの縮小 FALSE

26  = フォント名の調整 TRUE

27  = フォント名の調整 FALSE

28 = ハイパーリンクの抽出 TRUE

29 = ハイパーリンクの抽出 FALSE

たとえば、次の行は、[シングルカラム]レイアウトと[テキストボックスを使って正確に配置][テキストの結合]を使用してPDFファイルをRTFに変換します。

ConvertDoc.EXE /SE:\Delme\simple.pdf /Te:\delme\Tryme.RTF /M3 /C3 /A1 /A9 /A10

: すべてのコマンドラインスイッチ 

 

関連項目:

コマンドラインの作成に役立つヒント

コマンドラインから'変換ジョブ'の指定

コマンドラインから'変換タスク'の指定

:コマンドライン例の一覧

ファイルタイプ定数