PDFファイルがどのように作成されたかによって、どの変換オプションで最良の結果が得られるかを試す必要があります。PDFをRTF/DOC へ変換する場合、詳細オプションボタンを押すと、次の詳細オプションを利用できます。これらのオプションは、テキストまたはHTML 形式のファイルに対し利用できます。
変換ジョブを作成する場合、どの詳細オプションが適用されているか注意してください。選択したオプションの最後の設定が変換タスクリストに入力されたすべてのジョブに対し適用されます。例えば、フォントタイプArial をジョブ1に選択した後、フォントタイプTahoma をジョブ2に選択した場合、両方のジョブは、フォントタイプTahoma で返されます。同じ詳細オプションの設定を共有するジョブを作成されることをお勧めします。
オプション |
意味 |
変換するページを指定 |
このオプションはページ指定タブを選択している場合に表示されます。変換する範囲の最初のページと最後のページを設定します。 |
オーナーパスワード、ユーザーパスワード |
このオプションはパスワードタブを選択している場合に表示されます。ここでは、ユーザーとオーナーの2つのパスワード入力欄があります。'Convert Doc' は変換を断念する前に両方のパスワードを使用しようと試みます。 |
JPEG データのクオリティ |
このオプションはイメージタブを選択している場合に表示されます。クオリティは1%から100%まで設定できます。値が大きくなると画像の質も高くなりますが、ファイルサイズも大きくなります。 |
OCR オプション |
このオプションはOCR タブが選択されている場合に表示されます。本製品はPDFファイルでOCR を実行しませんが、OCR で作成されたPDF を変換することができます。3つのオプションがあります: テキストと画像の両方を含める テキストのみ含める 画像のみ含める |
ハイフンを結合する |
ハイフンによって分けられた単語をこのオプションでハイフンを削除します。 |
隠れた文字を削除する |
隠れている文字(例:白色の背景色上にある白色の文字)を、このオプションで削除します。 |
*フォント名の調整 |
このオプションを選択する場合、PCにインストールされているフォントを使用してください。このオプションは、作成されるRTFファイルの精度を向上させます。 |
*スペースの調整 |
[テキストボックスを使って正確に配置]オプションと一緒にのみ使用できます。PDFのスペースにあわせてスペースを調整します。 |
*変換方式 |
変換方式には3つのオプションがあります。入力するフォーマットと希望する出力に応じてそれぞれを選んでください。入力文書のフォーマットについての詳細は、「ドキュメントのレイアウト」を参照してください。
[スペースとタブでレイアウトを維持] – シングルカラムのドキュメントにのみ使用できます。生成されるドキュメントのテキストの位置は、テキストボックスの代わりにタブとスペースを使用してオリジナルのレイアウトを維持します。[ヘッダの検出]オプションも参照してください。
[テキストボックスを使って正確に配置] –生成されるテキストは、テキストボックスを使用してオリジナルと同じ位置に配置されます。[テキストの結合]と[スペースの調整]オプションも参照してください。
[テキストフロー] – テキストと画像をドキュメントから抽出しますが、オリジナルのレイアウトは維持しません。シングルカラムのドキュメントでもマルチカラムのドキュメントでも使用できます。[テキストフロー]のほうが編集は簡単です。 |
* ヘッダの検出 |
[スペースとタブでレイアウトを維持]オプションと一緒にのみ使用できます。このオプションを選択すると、Convert Docは自動的に文書のヘッダとフッダを検出します。 |
*ドキュメントのレイアウト |
次の3つが選択できます。
シングルカラム – 枠組みのない単純なドキュメントに使用します。
マルチカラム – 枠組みのある複雑なドキュメントに使用します。このドキュメントタイプでは[テキストフロー]を選択します。
法的文書 – 特に法的手続き用のドキュメントに使用します。生成されるRTFドキュメントの行番号を編集するには、MS Wordの[表示]>[ヘッダーとフッダー]を選択します。 |
*ハイパーリンクの抽出 |
オリジナルのドキュメントのハイパーリンクを維持する場合は、このオプションを選択します。 |
*イメージを抽出 |
このチェックボックスは"イメージ"タブにあります。入力PDFからイメージを抽出するかどうか 選択できます。入力PDFファイルからのイメージを含める場合はこのオプションをオンにします。イメージはJPGまたはBMP形式のいずれかで保存されます。このオプションをオフにした場合、出力されるRTF ファイルにはすべてのイメージが追加されません。注:いくつかのイメージはそれらの中にテキスト内容が含まれている場合があります。 |
*イメージフォーマット |
このチェックボックスは"イメージ"タブにあります。JPG またはBMP を選択します。JPG はデフォルトです。 |
*テキストを含める |
生成されるRTFファイルに入力PDFからのテキストを含めることができます。 入力PDFファイルからのテキストを含める場合は、このオプションをオンにします。 このオプションをオフにした場合、生成されるRTFファイルにテキストは含まれません。しかし、画像は 画像内のテキストの有無に関わらず、除外されます。 |
*パラグラフの結合 |
このオプションは、パラグラフに複数のテキスト行を配置するときに選択します。これで編集は容易になりますが、ある特定の状況では出力ファイルが入力ファイルと異なって見えるという問題が生じます。これは、PDFとRTFのフォントに互換性がないためです。
[テキストボックスを使って正確に配置]オプションが有効の場合、[テキストの結合]も選択されている必要があります。 |
*テキストの結合 |
このオプションは、テキスト行に個別の単語を結合するときに選択します。 このオプションを選択しない場合、それぞれの単語が個別のテキストボックスに配置されます。このオプションにより入力文書のテキストの位置がより正確に保たれます。 |
*フォントの縮小 |
このオプションを選択すると、すべてのテキストがオリジナルの画面範囲に収まります。抽出したテキストが非常に長い場合に有効です。このオプションは、フォントサイズをRTFドキュメントのテキストボックスに収まるよう自動的に変更します。[テキストボックスを使って正確に配置]オプションと一緒にのみ使用できます。 |
* 'Convert Doc'のVer 4.14 以前のオプションです。
関連項目: